2014年11月15日

善光寺参りをテーマにした新作よさこい演舞「切り火」について

さて来年2015年。御開帳です。
旅は続いていたようです。




前回の御開帳の時、御開帳はじめ善光寺参りに関係するいくつかのプロジェクトとのご縁をいただきました。そのひとつが善光寺街道を活性化するための宿場町サミット。そして長野朝日放送が制作した特別番組「善光寺御開帳スペシャルおらが善光寺へようこそ」でした。

善光寺参りをテーマにした新作よさこい演舞「切り火」について


このふたつのプロジェクトに触発され本当に善光寺街道を5日間歩いて御開帳参りをさせていただきました。

善光寺参りをテーマにした新作よさこい演舞「切り火」について


とにかく知りたかったのです。人はなぜ善光寺に向かったのか…?七年に一度の盛儀、御開帳が開催される意味とか。

善光寺参りをテーマにした新作よさこい演舞「切り火」について

善光寺のご本尊、一光三尊阿弥陀如来は絶対秘仏とされ、たとえ住職であってもその姿を目にすることはできません。善光寺御開帳は、本尊を写したとされる「前立本尊(まえだちほんぞん)」を拝むことができる七年に一度の盛儀の本質は?御開帳期間中は600万人以上の善男善女が昔と変わらず善光寺を目指します。今でもなぜこんなにも多くの人たちが善光寺を目指すのか?とても不思議ではないですか?そして5日間歩いて私が感じた善光寺。古代から続いてきたその心の源流。

そうしたものを新作よさこい演舞の中に表現できれば思ったわけですが、鮎澤貴秀さんが作曲されたデモ音源を聞きながら 正直、その難しさに頭を抱えました。

悩みぬいた挙句、ひとつの結論として「曲をリピートして聴きながら夢の中で考えよう!」というものでした。そう決め、すやすやと夢の中へ。すると夢の中で次第に言葉や世界が組み立てられていきました。おそらく40分~50分くらいの間に見た夢だったかと思います。よし出来たっ!と思った瞬間に飛び起き一気に詞を書いてゆきました。そしてできたのが今回の善光寺参りをテーマにした「切り火」の歌詞です。

善光寺参りの心は現代社会に暮らす私たちにはなかなかわかりづらくなっています。それほど昔と今とは感覚が違います。なにせ昔は徒歩で、命を投げ打ってまでの長旅を経て、ようやくお参りするという世界でしたから。

よさこい演舞をとおして、、、
古代から脈々と伝えられてきた日本人のココロの世界をみなさんにお伝えできれば嬉しく思います。みんなとココロをあわせてぽんっと極楽世界に旅たつ善光寺参りの世界に映し出せればと思います。




『切り火』 ~極楽への旅立ち~
作曲 鮎澤貴秀  作詞 篠原正司


極楽世界への旅立ち。
旅路というものは、ほにゃら、ほぎゃらといろいろあるものでございますが結局、最後には「ぽん」といくのでございます。
道中 どうか どうぞ ご無事で(切り火)


よっちょれ よっちょれ よっちょれ よっちょれや
よっちょれ よっちょれ よっちょれ よっちょれや
よっちょれ よっちょれ よっちょれ よっちょれや
よっちょれ よっちょれ よっちょれ よっちょれや
よいやさ~

ほにゃらほぎゃらた~ほぎゃらったぽんぽん
ほにゃらほぎゃらた~ほぎゃらったぽん
ほにゃらほぎゃらた~ほぎゃらったぽんぽん
ほにゃらほぎゃらた~ほぎゃらったぽん

ゆくて なにが 待ち受けても 
茨道 踏んで
ゆくて 危険 待ちぶせても 
さあ歩きだそう 仏が呼ぶ

甲斐や 甲斐や 甲斐や よさこい 甲斐や よさこい おどらにゃそんそん
越後  越後 越後 よさこい 越後 よさこい おどらにゃそんそん
富山 富山 富山 よさこい 富山 よさこい おどらにゃそんそん
加賀や 加賀や 加賀や よさこい 加賀や よさこい おどらにゃそんそん

信濃 信濃 信濃 よさこい 信濃 よさこい おどらにゃそんそん
NAGANO NAGANO NAGANO よさこい みんなでつくろう 新世界

しるき名所と風雅士(みやびお)が 詩歌に詠てぞ伝えたる

ほにゃらほぎゃらた~ほぎゃらったぽんぽん
ほにゃらほぎゃらた~ほぎゃらったぽん
ほにゃらほぎゃらた~ほぎゃらったぽんぽん
ほにゃらほぎゃらた~ほぎゃらった~ぽん

ゆくて なにが 待ち受けても 
茨道 踏んで
ゆくて 危険 待ちぶせても 
さあ歩きだそう あなたが呼ぶ

さぁ~さぁ 行きましょ 極楽へ
さぁ 火の中 水の中
さぁ~さぁ 行きましょ 彼方まで
さぁ 危険が 待つ末は

さぁ~さぁ 行きましょ 極楽へ
さぁ 火の中 水の中
さぁ~さぁ 行きましょ 彼方まで
さぁ 茨を 踏む末は

さぁ さぁ さぁ さぁ
よっちょれ よっちょれ よっちょれ よっちょれ
よっちょれ よっちょれ よっちょれ よっちょれ
よっちょれ よっちょれ よっちょれ よっちょれ
よっちょれ よっちょれ よっちょれ よっちょれや

(鐘の音)

お帰りもどうかご無事で。
「切り火」お届けしました!(切り火)




さて演舞「切り火」は2015年5月3日(日)に開催される善光寺ご開帳2015門前町大縁日NAGANO善光寺よさこいで披露される予定です。


善光寺参りをテーマにした新作よさこい演舞「切り火」について






Posted by 葦木啓夏(Hiroka Ashiki) at 12:08│Comments(0)

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